魔女ポルシェケイマン白1

 【majoRETTE PORSCHE 718 BOXSTER】

 マジョレット製 販売元カバヤ 税抜き定価420円

実車解説


魔女ポルシェケイマン白2
魔女ポルシェケイマン白3

 ポルシェボクスターはドイツの自動車メーカー、ポルシェが製造販売しているスポーツカー。

 初代ボクスターが登場したのは1993年のこと。

 この時代、マツダが発売したマツダロードスターの成功を見て、世界中の自動車メーカーが軽量コンパクトなオープンタイプのスポーツカーを出しはじめたのです。

 このときポルシェがロードスターポジションとして開発したのがボクスターでした。

 「ボクスター」の名称は搭載している6気筒水平対向エンジンである「ボクサーエンジン」と「ロードスター」を掛け合わせたもの。

 メインモデルの911よりも安価な価格設定もあり、ボクスターは長く続くシリーズとなりました。

 マジョレットが立体化したこのモデルは2016年より生産されている4台目の718ボクスター。

 なお、「718」というのは1950〜60年代に活躍したポルシェのレーシングカーから取られた商品名で、開発コードは「982」。

 この982型よりポルシェケイマンと統合され、オープントップの982をボクスター、クローズトップをケイマンとするようになっています。

 エントリーモデルの新車価格は約780万円。

 お金に余裕があるシニア層ならば、手が届きそうな価格設定となっています。


購入日記

 これは2019年の11月末のお話。

 その日は日曜日で、私が娘を連れて出かける日だったんですよ。

 娘は「おもちゃこーなーにいきたい!」というので南古谷のトイザらスまで自転車でお出かけ。

 さすが女の子というか、息子とは違うプリキュアとか、お人形とか、シルバニアファミリーのコーナーに首ったけ。

 スターカラーペンダントにガンガンペンを突き刺しまくっている娘を後ろから見守っていると、

 「おとうさん!あっちにいこうよ!」

 と自転車とか三輪車の置いてるコーナーへ。

 この頃は息子に自転車を買ってあげないと、という話をしょっちゅうしていたので、娘も自転車が気になってたんですよね。

 試乗できる自転車とか三輪車に乗せてあげると

 「わあ〜〜〜♪」
 
 と喜ぶのですが、すぐ他の子を轢きそうになるので一目たりとも目を離せません!
 
 置いてあったほぼ全ての自転車に乗り、さあそろそろ帰るよと伝えると

 「じてんしゃかいたい!」

 「自転車は年長さんになったらね」

 「いや!〇〇ちゃんはいまかいたいの!」

 「いまはダメだよ。ほら、〇〇ちゃんが好きなシャボン玉買いに行こう?」

 「やあだあー!じてんしゃほーしーいの!」

 「ダメダメ、ほら行くよ!」

 「いや!もうおとうさんきらい!あっちいってええええ!!!」

 と私を思い切り突き飛ばし、機嫌ががもう超絶斜めを通り越してひっくり返る勢いに。

 こうなるとどんなに懐柔しても娘には通用しません。

 なので。

 「あっそう。じゃ、お父さんあっちいくから、じゃあね」

 と身を翻し、娘に背を向けてスタスタと出口へ向かいます。

 すると、「あっちいけ!」と連呼していた娘から10メートルくらい離れたところで突然娘の声が切り替わります。

 「おとうさん!まって!まって!」

 「大丈夫。あっちいくから。じゃあね、バイバイ」

  ブワああああああああああああ!!!!!

 絶叫しながら、

 「おどうざん!いがないで!ばいばいじないでえええ!!!」

 「ん?いやバイバイでしょ?あっちいくから。じゃあね」

 「まっで!まっで!ばいばいじないで!!!!」
 
 スタスタ足を早める私にやっと追いつき、ものすごい力でしがみつきながら、

 「ごべんなざい!ごべんなざい!ゆるじでぐだざい!」

 と私のズボンに大きなシミを作るぐらい泣きじゃくり。

 振り返ってぎゅ〜っと抱きしめてあげてから、

 「自転車はいまは買えない。わかった?」

 「ぐすっ、はい……」

 「ごめんなさいは?」

 「わがままいって、ヒックっ、ごめんなさい……」

 「お腹すいた?」
 
 「おなかすいた……」

 「じゃあマック行こうか」

 「うん!いく♪」

 と一瞬で笑顔になった娘と一緒にマクドナルドへ。

 ハッピーセットで心もお腹も満足してあげて、自転車の前かごにのせるとすぐにスウスウと寝息を立て始めます。

 子供って、疲れてきてお腹すいて眠くなると本当~〜に機嫌があっという間に悪くなっちゃいますからね。

 と、夕飯の材料を買うためにサミット川越藤間店により、寝ている娘を起こしてから、買い物ついでにマジョレットミニカーのポルシェボクスターを420円で購入して帰宅したわけです。

 娘がやたらと「〇〇ちゃんがかごをもつ!」というので持たせてみたんですけど、牛乳入れたら床を引きずって動かしてたんでそこで私が持ちました(笑)

 


5面図


魔女ポルシェケイマン白4
魔女ポルシェケイマン白6
魔女ポルシェケイマン白7
魔女ポルシェケイマン白8

商品解説


魔女ポルシェケイマン白12
魔女ポルシェケイマン白13

 全長 76mm

 全幅 35mm

 全高 23mm

 実車の全長が4385mmなので、計測すると正確なスケールは1/57となります。

 マジョレットとしても、sikuの標準スケールに迫る勢いの大柄なサイズでかな〜りお得感があります。

 これでトミカより安いっていうんだから!!! マジョレット、どんだけ凄いんや……

  すでにいろんなカラーバリエーションが存在するマジョレットのポルシェボクスターですが、今回購入したのはソリッドホワイトのモデル。

 ブリスターを開ける前はパールホワイトなのかな〜と思いつつ、ガチでソリッドホワイトなのですが、これがまたホワイトの質感がいいんですよね。

 ちょっと前のマジョレットだとこの手の明るい系カラーだと、下地のダイキャストが塗料の薄くなるエッジ部分から透けて見えてたりしたんですが、そんなことも無し!

 ヘッドライトもクリアーパーツだし、ポルシェのエンブレムのタンポ印刷も細かい部分までバッチリ印刷されてますし。

 ホイールはブレーキディスクまでディテーリングされてますし!

 なんだろう、マジョレット凄すぎですよ!!!

魔女ポルシェケイマン白9

 車体裏には

 
      majoRETTE                    ECH:1/58
                                           BK070119
                 MADE IN THAILAND           REF:209G

                        PORSCHE 718  BOXSTER

 と刻印されています。

 タイ製ですね。

魔女ポルシェケイマン白5

 マジョレットミニカー特有のピアノ線を使ったサスペンションギミック。

 指で押すとこれくらい沈み込みます。

魔女ポルシェケイマン白15

 オープンカーモデルということで、軟質樹脂製のソフトトップは取り外し可能。

 なかなか抜けなくてヒヤヒヤしたんですけど、軟質なのでぐにっと曲がってもなんとかなりました(笑)

魔女ポルシェケイマン白12

 ソフトトップを外した状態。

 マジョレットミニカーってトミカ、ホットウィール、マジョレットの3インチ御三家の中ではインテリアの出来がもっとも良く、ステアリングとか中身が抜けているのが標準なんですよ。

 なのでその出来がいいインテリアがバッチリ見えるので、完成度がぐ〜んと上がって見えてくるんですよね。

 マジョレットのオープンカーは買いですよ!



おわりに 


魔女ポルシェケイマン白11

 というわけで260台目のコレクション、ポルシェ718ボクスターでした♪

 娘は帰り道に

 「〇〇ちゃんはおとうさんのことだいすきだからね♪」

 「わがままいいすぎたから、おこられちゃったんだよね♪」

 とやたらとアピールしていました(笑)
 
 末っ子でどうしても甘やかしがちなので、ちょっとわがままですが息子とは違うベクトルで可愛いです♪


 【コレクション台数 260台】

 【コレクション使用額 102335円】
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