コベルコ建機 超大型ビル解体専用機 SK3500D (1)

 【TOMICA No.130 KOBELCO CONSTRUCTION MACHINERY BUILDING DEMOLITION MACHINE SK3500D】

 タカラトミー製 税抜き価格1000円

 
実車解説

 SK3500Dは日本の大手建設機器メーカー、コベルコ建機が製造販売する超大型のビル解体専用機。

 2000年代に入ると高度経済成長期に建設されたビルやマンションの解体が問題になってきました。

 25メートル程度のビルであれば地上からのクレーンで作業できますが、それを超える高さのビルとなると屋上にクレーンを設置して上から解体することになり、危険なうえに作業時間も倍増します。

 その問題を解決すべく開発されたのがSK3500Dなのです。

 それまでのクレーンが直接届かなかった場所にも地上からアームが届き、作業効率を格段に上昇。

 雷竜の首のような巨大なアームは地上高65メートルまで展開。これは21階建ての高層ビルにも対応できる高さで、2006年には『世界一ノッポなビル解体機』としてギネスブックにも認定されました。
 
 アーム先端のアタッチメントを変更することで様々な中低層の建造物用の粉砕機も装着可能です。

 また、大型でかさばる機体なので、組み立てや分解、輸送などがしやすいように取り回しの良さを重視した設計がされています。

 ちなみに新車の標準販売価格は10億円。陸上自衛隊の主力戦車である10式戦車よりも高額です。

 地震などの災害のたびに厳しくなる建築基準に対応するため、建造物の立て直しが留まることはありません。

 SK3500の活躍は、これからもまだまだ続きそうです。

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購入日記

 奥さんの実家に家族そろって帰省。

 息子が「アピタに行きたい!!!」と連呼するので東松山のアピタへGO。

 息子にトミカを選ばせつつ、自分が買うミニカーを物色。

 アピタの玩具コーナーはトミカほぼ一色なので、トミカをじっくり眺めます。

 最近TVで「シン・ゴジラ」を見たのですが、ラストのヤシオリ作戦で活躍するグネグネ動くクレーンが猛烈にカッコよくて印象に残ってまして。

 なのででっかいクレーン車がいいな~ と自分初のロングトミカに手を出すことに。

 息子が選んだトミカと一緒に968円にて購入しました。

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 息子が選んだのはランボルギーニアヴェンタドール ドバイ警察仕様。
 
 元々はキャンペーンアイテムでしたが、なんと通常版のアヴェンタドールを押しのけてレギュラーアイテム化しました。

 よくよく見るとフロントの「POLICE」のタンポが反転してるのですが、ドバイではこういうのが流行っているのでしょうか?

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 全長 155㎜

 全幅 42㎜

 全高 35㎜

 パッケージには1/228スケールと表記されています。155㎜の228倍ですから、実車はクレーン収納形態で約35メートルといったところでしょうか。

 トミカのコベルコ建機 超大型ビル解体専用機 SK3500Dは2016年12月に発売されたモデル。

 トミカの中でも、121~140番は大型のロングタイプの商品がラインナップされています。

 大型トレーラーやクレーン車、はては新幹線から客船まで……  この「トミカと名前がついていれば、みんなトミカなんだ!!!」というスタイル、大好きなんですよね♪

  SK3500Dはギネスブックに認定されるほどの超大型クレーンアームを見事に立体化。

 ボディを重いダイキャスト製とすることで重心を安定させ、長いクレーンアームは軽量なABS製で成型しクレーンを最大まで伸ばしても転倒しないよう工夫した設計。

 クレーン付け根のシリンダーがしっかり独立可動するのも芸が細かいポイントです。

 キャタピラはゴム製で、これもクレーンを最大まで伸ばしたときのすべり止めの役割を果たし、隅々まで子どもが遊びやすいように配慮してくれているのが伝わってきますね♪

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 クレーン側面に貼るためのマーキングシールも付属しています。
 
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 車体裏には

        TOMICA    NO.130
                  S=1/228

        © TOMY
        2015


        KOBELCO SK3500D

 と刻印されています。

 シャシーに生産国表記はありませんが、パッケージにMADE IN VIETNAMとしっかり書かれています。


ギミック解説


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 SK3500の見どころはなんといっても超巨大なクレーンアームの展開。

 ディプロドクスやブラキオサウルスのような雷竜の首を思わせるクレーンアームがにょきりと伸びる姿は圧巻です!!!

 これを見てるとゾイドのセイスモサウルスなんかを思い出しますね。

 そういえば大学生の頃読んだ小説『マリア様が見てる』にも建機を恐竜に例えるシーンがあったなあ……

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 クレーンアームを完全に展開するとなんと全長30cmに!!!

 息子のアヴェンタドールと比べるとこの通り。

 クレーン収納形態だとちょっと損した気分だったんですが、完全展開状態を眺めていると定価1000円は納得の出来栄えですね。

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おわりに

 というわけで216台目のコレクション、コベルコ建機 超大型ビル解体専用機 SK3500Dでした♪

 クレーン車、いいですね~♪

 ブルドーザーやダンプカーは大好きなんですが、クレーン車って今までイマイチ燃えなかったんです。

 「シン・ゴジラ」のおかげでグネグネまがるクレーン車のかっこよさに36にして気がつきました。

 ロングトミカは以前息子が買ったコベルコラフテレーンクレーンを見て以来、気になっていたものの、大きさに気が引けて買ってなかったのですが、これからは拒否感無しにバンバン買えそうです。

 というか大型建機のミニカーはどれも高額なので、ロングトミカこそが自分が手を出せる最終防衛ラインな気も……

 働く車、いいですね~♪


 【コレクション台数 216台】

 【コレクション使用額 75638円】



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