【Hot Wheels AISLE DRIBER™ 2017‐139/365 HW RIODE‐ONS™ 2/5】
マテル製 税抜き定価300円
実車?解説
アイルドライバーはホットウィールオリジナルデザインのショッピングカート。
「AISLE」とは英語で通路を意味します。
所狭しと商品の並んだショッピングセンターの通路を颯爽と駆け抜ける……
名前を聞くとそんなイメージが連想されますが、怒られること確実ですね。
誰もが見慣れたショッピングカート。
当たり前すぎて興味の対象にすらならないかもしれませんが、その歴史は古く、第二次世界大戦前の1937年にアメリカで誕生しました。
1930年台後半のアメリカでは、自動車の普及により商品の大量運搬が可能になり、それまで限られた都市部でしか展開していなかったスーパーマーケットが一気に広がりを見せます。
かつての欧米の商店はカウンターを挟んで客が店員に商品を注文、店員が商品を測って切り売りするという販売方法が一般的でした。
この方法は店員の労働力に大きく依存するので人件費がかさみ、客側も商品の分量を誤魔化される危険が大きく不安定なものでした。
そこでアメリカの実業家であるクラレンス・ソーンダースが考案したのがセルフサービスによる食料雑貨店というコンセプトです。
店舗に様々な商品を陳列し、客に必要な商品を選んで持ってきてもらい会計する。
こうすれば商品を一回一回切り分ける手間も省けますし、客も肉屋や八百屋、魚屋など個別の専門店に行かずとも、一度の買い物で必要な商品をまとめ買いすることができます。
しかも事前に手にとってチェックできるので悪徳店主に分量を誤魔化される心配もありません。
スーパーマーケットはアメリカの消費者に大いに受け入れられ、新たな商店として頭角をグイグイ伸ばしていきましたが問題が一つ。
お客の積載量には限界があったのです。
たくさんの商品を入れた重いカゴをず~っと手で持ち続けるのはとっても大変。
アメリカの買い物文化はまとめ買いが中心で、一度の買い物で一週間分を購入するのが日常なんです。
そこで考案されたのが車輪つきのカゴ…… そう!!! ショッピングカートの誕生です。
最初のショッピングカートは1937年に登場し、その構造も折りたたみ式の椅子に車輪と買い物かごを無理やりつけたもの(誕生の時点で収納を考えて折りたたみ式にしてあるところが凄い)と非常に不格好でしたがその便利さにより瞬く間に全米に広がり、間に合わせではない専門のショッピングカートが生産されるようになったのです。
ショッピングカートは誕生以降進化を続けています。
供を乗せるシートの搭載にはじまり、3輪のもの、大型のもの、障害者用から、最新のものでは液晶画面を装備して売り場の全ての商品を把握できるものまで…… これからもきっとさらなる躍進を遂げることは間違いありません。
免許を持っていない人でも一度は使ったことの有る車。
我々にとってショッピングカートこそが、最も身近な車なのかもしれませんね。
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購入日記
息子と久しぶりにお出かけしてきました!!!
GWはおじいちゃんの家でさんざん甘やかされていたみたいですが、家に帰ってくるなり
「つぎのおやすみはほっとうぃーるやさんにいこうね」
と熱烈アピール(笑)
天候は土砂降りの大雨でしたが、気にせず二人で傘を持って出発です!!!
まずは川越駅前のアトレに入っているマーケットテラスというビュッフェレストランでランチ。
普通の料理も食べようよ、と勧めてみたものの息子はケーキとデザートしか食べず。
二人で行くのは初めてでしたが、川越駅を見下ろせる窓側のカウンター席だったので電車の発着を常に見続けることが出来て息子的には大満足みたいでした♪
食後は電車にのってふじみ野駅まで移動して、徒歩でイオン大井店へ。
雨で息子のテンションが下がってきたので
「ほら、道が川みたいだよ!!! ばしゃんこしてきなよ!!!」
と薦めると長靴で水たまりに入って遊びだし、機嫌を直してくれてほっと一息。
イオンについたらすぐさまホットウィールコーナーへ。
アイルドライバーが目に入ったので息子にこれ面白いよ? と渡してみましたが無反応でいらないとの返事が。
仕方ない、戻すか…… とフックに戻す前に見てみるとなんだか購入意欲がどんどん湧き上がってきたので私が216円で購入したわけです。
前から気になってましたしね~♪
息子が選んだのはトラックスターズのスピードフリート。
前回のボーンブラザーズでトラック好きになったらしく、今回はトラックスターズコーナーしか見ていませんでした。
息子によると後ろのコンテナが大きいほどいいトラックなんだとか(笑)
商品解説
全長54.5㎜
全幅32㎜
全高30.5㎜
実車? の存在しないホットウィールオリジナルデザインのミニカーなので正確なスケールはわかりませんが、フィギアのサイズとアメリカのショッピングカートの標準サイズから考えると、スケールはだいたい1./35くらいといったところでしょう。
アイルドライバーは2017年にホットウィールのベーシックカーとしてセグメント「HW RIDE ONS」にラインナップされたモデル。
見ての通りショッピングカート…… そのまま!!! という実に漢らしいモデルであります。
かつてショッピングカートをモチーフとしたエクスプレスレーンというホットウィールがありましたが、V8エンジンを搭載しており、実際にモデルになったショーロッドもあったので一応「自動車」という体裁をとっていたのですが……
今回ついにただのショッピングカート…… というとんでもない黒船がやってきたわけです。
セグメントである「HW RIDE ONS」はレゴのミニフィグと組み合わせて遊べるようになっており、カートのバーはミニフィグの手が掴めるピッタリの太さとなっています。
カートの中には丸いでっぱりがモールドされており、ミニフィグの足の裏に差し込んで固定し、走らせて遊ぶこともできます。
これまでホットウィールにはレゴと組み合わせて遊べるモデルはいくつも販売されてきましたが、このアイズルドライバーの革新的な部分はなんとオリジナルのフィギアが附属するところ。
レゴが無くともいろいろな遊びを工夫する楽しみがありますね~♪
アメリカのショッピングカート基準で作られているので日本人の感覚で見るとドライバーと比べて巨大に感じるかもしれませんが、アメリカの巨大ショッピングモールで使われるカートにはもっと巨大なものもあるのであちらではこれぐらいでミドルサイズのようです。
赤くペイントされたカート部分はなんとダイキャスト製。
モデルカーズの新商品紹介で見たときはてっきりこの部分がプラスチック製でシャシーがダイキャストなんだろう、と条件反射してたんですが、何故かダイキャストで成型するには不向きっぽいこの部分がダイキャストなんです!!!
おまけにペイントはキレイでムラのないエナメルペイントで、車体? 側面には「AISLE DRIBER」「RIDE ONS」のロゴがビシ!っとタンポ印刷されています。
いや、このモデルのこの部分をプラにしても誰も怒らないと思うんですが…… なので見た目に反して結構な重量感があるんですよ。
シャシーはシルバー成型のプラスチック製。
ホイールはリムがイエローでペイントされた「OH5SP(オープン・ファイブ・スポーク)ホイール」を装着。
中が抜けているホイールなので、本当にショッピングカートっぽいのが恐ろしいところです。
車体裏には
DTX21
Aisle Driver™
©2016 Mattel
Hot Wheels
J51
1186 MJ,1,NL
made in Malaysia
と刻印されています。
ホットウィールのベーシックカーなのでマレーシア製ですね。
ギミックと遊び方
イエローの軟質プラスチックで成型されたドライバー。
ネーミングから考えると、彼こそがアイルドライバー本人なわけで。
手がレゴのミニフィグと同様のフックとなっており、パッケージ状態以外でもいろんな部分に乗せることができます。
まずは誰もが一度はやったことがある(ハズ)カート自体への搭乗スタイル。
これで押してくれる友達がいれば完璧!!!
…… ですがお母さんと店員さんに怒られるのは確実です。
ときにはアクロバティックなスタイルでカートを押すのも楽しいかもしれません。
もっとも荷物を積んでいなければ、こんなポーズしたらひっくり返ること確実です。
ショッピングカートなので普通にものを乗せて遊ぶのが正道です。
ホットウィールは大きすぎて入らないので、昔セリアで購入したホンウェルの1/72ミニピックアップを積んでみたところピッタリ!!!
こんなときペダルドライバーやゴーカートがあれば…… こんなときにバルジオンがあればなみに欲しいホットウィールですね(笑)
総評
というわけで198台目のコレクション、アイルドライバーでした♪
レゴのミニフィグと絡めて遊べるホットウィールを購入するのは初めてですが、我が家には残念ながら子供用のレゴデュプロのミニフィグしか無く、大きすぎて組み合わせられないんですよね。
ライドオンシリーズのレビュー用にも、ミニフィグを近いうちに購入しようと思ってます。
アイズルドライバーを眺めていると、この大きなカゴの中にでっかいエンジンを詰め込んで、現代版エクスプレスレーンを作ってみたくなります。
ディードオフ2のエンジンとか積んだら、かなり格好いいのができるんじゃないでしょうか?
スケールも1/35ですし、ミニタリープラモから機銃を持ってきて搭載し、自走砲にするのも楽しそうだったり……
見た目に反して想像以上に楽しめるホットウィールでした♪
今からスーパートレジャーハントとして登場するのが楽しみですね~♪
【コレクション台数 198台】
【コレクション使用額 68641円】
コメント
コメント一覧 (4)
ブログのデザイン、変わりましたね!!
AISLE DRIVER、ヤバいほどノリノリで書かれてるのが記事から伝わってきました!w
これは読んでてかなり欲しくなりますね・・・!!!
次回出会ったら絶対買っちゃう・・・。
まさかのショッピングカートの歴史まで深く掘り下げて貰えるとは、本当に為になります。
誰しもがあたりまえのように使っているものですが、そんなものにもスタート地点が絶対にあるものなんですよね。面白かったです。
以前個人的にファストフードの成り立ちを調べましたが、誰かの便利のために新しいセルフサービスが生まれたという背景は似ているなと思いました。
>免許を持っていない人でも一度は使ったことの有る車。
たしかに!w
そう思うとみんなにとって馴染み深い車ということになりますね~。
それなのに、
>アイズルドライバーが目に入ったので息子にこれ面白いよ? と渡してみましたが無反応でいらないとの返事が。
子ども的にはやっぱり「くるまじゃない」って感じなんですかね。
僕も息子が喜ぶかと思って買おうと狙っていたんですが・・・こんなのが嬉しいのは大人ということですかねw
そして「お母さんと店員さんに怒られる」からの「ときにはアクロバティックなスタイルでカートを押すのも楽しいかもしれません。」
笑いましたwwww
実際にやってるヤツがいたら嫌ですけどね。
ミニカーだから許されることってありますよね。
そしてそして、彼自身がAISLE DRIVER君とは目から鱗w
本当にいろんな発見があるモデルですね!
いやー、本当にこれ欲しくなっちゃいました・・・。
ミニフィグは出来ればMEGABLOKSのヤツが欲しいです。よし、探しに行くか・・・。
>ブログのデザイン、変わりましたね!!
ず~っと初期状態のままだったので、変えようと一年くらい思ってたんですが、重い腰が上がりました(笑)
あまりCSSの知識も無いですし、ライブドアブログ内のテンプレートをちょこちょこいじったくらいですが、かなりにわかマニアさんのところを参考にさせて頂きましたm(_ _)m
>まさかのショッピングカートの歴史まで深く掘り下げて貰えるとは、本当に為になります。
ありがとうございます!!!
最初は何を書こうか途方に暮れたんですが、ローラートースターで歴史を書いたら評判だったのでw
>以前個人的にファストフードの成り立ちを調べましたが、誰かの便利のために新しいセルフサービスが生まれたという背景は似ているなと思いました。
なるほど!!!
そう考えるとショッピングカートはマックのトレイみたいなものなんですね。
今では当たり前のことが、実はセルフサービスだったりすることって多いですよね。
>子ども的にはやっぱり「くるまじゃない」って感じなんですかね。
僕も息子が喜ぶかと思って買おうと狙っていたんですが・・・
そうなんですよ!!!
最近は息子も実車があるホットウィールのほうが人気でレアなことに気がついたみたいで、一緒にモデルカーズのホットウィール記事を見てるとしつこく「これはほっとうぃーるだけのくるま?」「これはほんものある?」と聞いてくるようになりました。
でもそのわりには開封したアイズルドライバーで遊びたがってるので子供の嗜好はわかりませんね~
>そしてそして、彼自身がAISLE DRIVER君とは目から鱗w
本当にいろんな発見があるモデルですね!
そうなんですよ。
最初はサラっと流した記事にしようと思ったんですけど写真を撮るごとに発見がありまして…… いまからスーパートレジャーハントになるのが楽しみです♪
ミニフィグを乗っけて遊ぶ事の出来るRide-onシリーズは様々な物がありますが、現状フィギュアが付いているのはこのアイルドライバーだけということもあり、店頭では数多くのゲテモノミニカーが存在するホットウィールの中でも異彩を放っていました(個人的に)。まぁ、そもそもショッピングカートをミニカー化という時点でだいぶぶっ飛んではいるんですけどね…フィギュアは黄色一色でだいぶ造形も雑ですが、プラスチックなので加工も容易ですし、デカールや塗装でいくらでも化けそうな気がします。
トレジャーハント、スーパートレジャーハント仕様も見てみたいですが、私が見てみたいのはZAMACですかね。カート部分がダイキャストなのでホームセンターの鈍い光沢のあるショッピングカートっぽくなるんじゃないかなと思っています。
https://m.youtube.com/watch?list=PL8n5cYdF4M7-nkMKm9j63CoQA5Q_3WmTm¶ms=OAFIAVgP&v=UNPpUpyV5IY&mode=NORMAL
ところでYoutubeではホットウィールの動画が多く存在しますが、その中でベーシックカーのセグメントごとのマシンが活躍するストップモーションムービーがあり、このアイルドライバーもRide-onシリーズの動画で登場しています。この動画を見ると多くのミニフィグが乗りそうなのでどれだけのミニフィグが掴まれるのかといった遊びができますね。
コメントありがとうございます!!!
>フィギュアは黄色一色でだいぶ造形も雑ですが、プラスチックなので加工も容易ですし、デカールや塗装でいくらでも化けそうな気がします
確かに。
このモデルをカスタムするなら、フィギアはキーポイントになりそうですね。
個人的にはちょうどいいサイズの骸骨なんかを乗せて、カートに墓石とかドクロを積み込んでホラー使用にするのも楽しそうかな、と。
噂のドクロホイールが入手できたらやってみたいです♪
>私が見てみたいのはZAMACですかね。カート部分がダイキャストなのでホームセンターの鈍い光沢のあるショッピングカートっぽくなるんじゃないかなと思っています。
それ、いいですね!!!
郊外のちょっと古びたホームセンターのカートみたいな。
>ところでYoutubeではホットウィールの動画が多く存在しますが、その中でベーシックカーのセグメントごとのマシンが活躍するストップモーションムービーがあり、このアイルドライバーもRide-onシリーズの動画で登場しています。この動画を見ると多くのミニフィグが乗りそうなのでどれだけのミニフィグが掴まれるのかといった遊びができますね。
おおお!!!
こんな動画があったなんて!!!
私、動画方面は全然未チェックだったのでこんな面白い動画があるなんてびっくりです。
息子が見たらすごく喜ぶと思うんで、教えてくれてありがとうございます!!!