【MATCHBOX RANGE ROVER SPORT 2017 BEST OF MATCHBOX PREMIUM COLLECTION MB691】
マテル製 税抜き定価500円
レンジローバーはイギリス・ランドローバーが生産しているSUV。
アメリカのジープ、ドイツのメルセデス・ベンツGクラス同様に軍用の4WD車をルーツとした車両で、1948年に第二次大戦で活躍したジープを参考に開発された「ランドローバー・シリーズ1」がローバーシリーズの始まりです。
レンジローバーは1970年に「通常以上のオフロード踏破性能を持ち、かつ常時は高級車としても使える車内空間と乗り心地」を兼ね備えたローバーシリーズの最高級グレードとして開発されました。
「常時は高級車としても通用する」というラグジュアリー性はその道の先駆車であるジープチェロキーやシボレー・ブレイザーのコンセプトとも共通するもので、走りを追求するマニアよりも普段の使い勝手が便利で、ファッションとしての自動車を求めるユーザーが多いことをいち早く見抜いたゆえの選択でした。
こうして高級SUVとしての地位を確立し、イギリス王室を始め世界中の愛好家を産んだレンジローバー。
しかし、その知名度やイメージとは裏腹に誕生以降は苦難の道を歩むことになります。
初代が人気であったものの、開発から20年もたつとさすがに設計が古くなってきたため二代目の開発が始まりますが、ラグジュアリー性を重視するマーケティング部門と純粋な走りの性能を追求する開発部門の対立、市場の自由化に反対した工場のストライキも加わり遅れに遅れ、やっと1996年に2代目が登場。
しかし初代とほとんど変わらぬ外見の2代目は「これ買うなら初代がいい」という熱烈な初代モデルファンの前に売れ行きは伸びず、経営不振に陥ったローバーはBMWに売却されます。
3代目モデルはは当初BMWにより開発が進みますが、ローバーの売り上げ不振に業を煮やしたBMWによりローバーブランドは解体。
書くブランドがバラ売りされることになり、ランドローバーのブランドはアメリカのフォードに売却されます。
フォードが開発を引き継ぎ、2002年には3代目レンジローバーが発売されますが、親会社のフォードの経営不振により2009年にはインドのタタ自動車にブランドが売却され、現在に至ります。
ローバー⇒ブリティッシュ・レイランド⇒BMW⇒フォード⇒タタ自動車と経営母体を5度も変えながらも生き残り、歴史の激動という名の究極のオフロードを走ってきたレンジローバーはまた経営母体が変わったとしても存続し続けるに違いありません。
今日も息子とお出かけ。
いつもは自転車で出かけるんですが、今日は奥さんが自転車を使うので徒歩での外出です。
最近暖かくなってきたので、小川に行ってザリガニを捕まえよう!!! と出かけたのですが……
まだ時期が早すぎたのか、いるのはタニシのみ。
いないね~ と話していたら天気が悪くなってきて、今にも雨が振りそうに。
ザリガニのいる小川はちょうど自宅とトイザらス南古谷店との中間地点にあるので、
「今から帰る? それとも頑張ってトイザらスまで行って電車で帰る?」
と息子に聞くと
「行く!!!」
と答えが帰ってきたので二人で頑張って歩きました(笑)
トイザらスでは発売されたばかりのぐるぐるシュート!! デラックストミカパーキングのサンプルが置いてあり、息子含めてたくさんの子供が群がっていました。
箱を持ってレジに並んでるお父さんもたくさんいてちょっとびっくり。
なかなか5000円以上するようなプレイセットはなかなか買ってあげられませんね(笑)
ひとしきり遊ばせたあと、息子とミニカーを一緒に選びます。
ホットウィールにしようかな~ と思ったのですが、マッチボックスコーナーを覗いてみると未だにレンジローバーが売れ残っています。
2週間くらい前に見たときから1台も減っていない不人気っぷりが可哀想になってきたので、前回はスルーしましたが今回は税込み546円にて購入したわけです。
息子が選んだのはトラックスターズのボーンブレイザー。
ボーンシェイカーのトレーラー版というモデルで、トレーラーヘッド部は他のトラックスターズのモデルよりも小ぶりながら車体&シャシーはダイキャスト製なので質感は抜群。
トレーラー部のガードは軟質樹脂製で取り外し可能。
いろんなホットウィールを載せて遊ぶことが出来ます。
髑髏の表情もよくできており、見てたら私も欲しくなってきました(笑)
息子はミニカーを搭載できる引き物のトレーラーを持っておらず、前々からホットウィール売り場に行くたびに勧めていたんですが「がいこうがこわいからいや」と断ってたんですよね。
4月に保育園のクラスが進級(あひる⇒うさぎにランクアップ)してからは自信がついたみたいで、「ぼくうさぎぐみだからがいこつのほっとうぃーるもへいきだよ」と、恐怖を克服したようです(笑)
全長 73㎜(牽引フック込み77㎜)
全幅 30㎜
全高27㎜
実車の全長が4971㎜なので、計測すると正確な縮尺は1/68スケールとなります。
マッチボックスのミニカーはここ5年ほど正規輸入がありませんでしたが、マテルジャパンが正規代理店となり、トイザらスへの入荷が2017年3月末から始まりました。
商品形態はホットウィール同様のブリスターパック入りのベーシックカー、昔ながらのマッチボックス風に紙のボックスにパッケージングされたパワーグラブボックス、ゴムタイヤ履き&重塗装、かつ紙ボックス付きの豪華版モデルであるプレミアムコレクションの3種類がメインで、他に彩色を変更したサイドラインがいくつかラインナップされます。
現在販売はトイザらスのみで、入荷日はトイザらスのメールマガジンで確認できます。
久しぶりの正規輸入ということもあり人気が集中しており、発売日のうちに実車系はほぼ壊滅。
今のところホットウィール以上に争奪戦が激しいミニカーかもしれません。
マッチボックスのレンジローバー スポーツは2005年に販売が始まったモデル。
BMW⇒フォードと開発が変わり、最終的に旧植民地のインドに買い取られた悲運の3代目レンジローバーを立体化しています。
同じマテルのホットウィールが玩具的な楽しさやディフォルメを強調したスタイルなのに対し、マッチボックスは実車を忠実に再現するスケールモデル的な造形が魅力。
このレンジローバーもその例に違わず、非常に実車に似せて作られています。
このモデルは2017年に「BEST OF MATCHBOX PREMIUM COLLECTION 」にラインナップされたもの。
重塗装版の豪華モデルらしく、ペイントの質感はすんごく良いです。
ダイキャスト性ボディはメタリックライムグリーンでペイントされているのですが、メタリックカラーの金属粒子が非常に細かく、まるで実車のようなシックな佇まいとなっています。
ホットウィールのメタリックペイントが金属粒子を大きめにしてギラギラした派手さを演出するのとは好対照といった感じです。
ルーフもはシルバーでペイントされており、ワンポイントのアクセントとなっています。
今回一番おどろいたのはヘッドライト&テールランプのタンポ印刷。
ホットウィールのランボルギーニのヘッドライトなどもまるでガラスがはいっているかのような表現を二次元のタンポ印刷で再現しているのですが、マッチボックスのレンジローバーはそれをさらに推し進めた表現。
平面的なタンポ印刷ながら、まるでそこに本物のガラスが入っているかのように錯覚するほど。
このサイズのミニカーのライト表現では、クリアーパーツにするよりもライトのイラストをタンポで入れるほうがより精密に見えることを証明するかのようです。
窓ガラス類は透明度の高いクリアープラスチックでの再現。
インテリアはちょっと茶色みの強いタンで、イギリス高級車らしい仕上がり。
シャシーはブラックのプラスチック成型で、ディテールの彫りが深く立体感があり、まるでカーモデルのようです。
ホイールはゴムタイヤを履いた豪華仕様。
中心部の車軸受け周りがクロームグリーンでメッキ加工されています。
車体裏には
MATCHBOX® made in
THAILAND
1:64
MB691
J2375
©2005 Mattel J51
1186 MJ,1,NL
Range Rover Sport-2005
と刻印されています。
同じマテル製のミニカーだけあって、車体裏の表記法はホットウィールとほぼ同じ。
タイ製ですね。
ホットウィールの豪華版サイドラインもタイで生産されていますが、マッチボックスのプレミアムコレクションも同じ工場で生産されているのでしょうか?
マッチボックスのミニカーにはホットウィールと同じリアルライダーを履いているモデルもあるので、そのあたりは気になりますね。
プレミアムコレクションにはブリスターの中にマッチボックス伝統の紙パッケージが入っています。
トミカの箱よりも一回り大きく、レンジローバーを入れてみると内部にはかなり余裕があります。
パッケージアートも古のマッチボックスを思わせるイメージでグッド!!!
ホットウィールと大戦争を繰り広げていたご先祖様であるフォルクスドラゴンとの並び。
今ではマテル傘下に入ったマッチボックスですが、逆に同じ会社にいるからこそ、差別化が図られていいのかもしれません。
というわけで195台目のコレクション、レンジローバー スポーツでした。
今回のトイザらス行きで息子にちょっと無理をさせちゃったみたいで、帰ってきてから体調を崩してダウンしてしまいました。
私は夢中になるとどんどんヒートアップして周りが見えなくなる性格なので、いつもついつい激しく遊ばせ過ぎて息子に負担をかけちゃうことがあるんです。
息子ごめん!!! また元気になったら、今度はもう少しマイルドに遊ぼう!!!
【コレクション台数 195台】
【コレクション仕様額 66861円】
Matchbox
コメント
コメント一覧 (5)
レンジローバー買ったんですね。現状、3インチミニカーでゴムタイヤを装着しているモデルを買おうと思うと、おもちゃ屋さんの倉庫のような特価品を除けばこのシリーズが一番安く買えるのでお得感がありますね。ちょっと前まではドンキホーテなどでRMZCityが300円で買えましたが今では見かけませんし、京商も10年ぐらい前は400円位で買えたんですけどね…。最近は缶コーヒーのオマケも出ませんしね〜。マッチボックスの今後の日本での展開が気になるところです。
ちなみにトミカのプレイセットにはトミカが付いているものが多いです。このトミカは既存車種の特別カラーが付いていることが殆どで、今回のデラックストミカパーキングには黒のトヨタCH-Rが付いています。このCH-R、現在のレギュラー品120台のラインナップには存在せず、新車としていつ登場するかも現状わかっていない車両だったりします。そのため底面にはNo.も振られていません。
>レンジローバー買ったんですね。現状、3インチミニカーでゴムタイヤを装着しているモデルを買おうと思うと、おもちゃ屋さんの倉庫のような特価品を除けばこのシリーズが一番安く買えるのでお得感がありますね
ですよね。
見た感じ塗装の質感や仕上がりはホットウィールの重塗装版サイドラインよりも上に感じるんでお得感はあるんですが、そのぶんマッチボックスはベーシックカーの割引が無いのでトレードオフなのかも。
>ドンキホーテなどでRMZCityが300円で買えましたが今では見かけません
RMZCityはどんきで売ってたんですね!!!
以前からどこに売ってるんだろう? と気になってたんですが、今は入ってきて無いんですね。
>黒のトヨタCH-Rが付いています。このCH-R、現在のレギュラー品120台のラインナップには存在せず、新車としていつ登場するかも現状わかっていない車両だったりします。そのため底面にはNo.も振られていません
通常品じゃ無いな~ とは思ってたんですけどナンバーすら振られてないんですね。
トミカはセット売りやキャンペーンアイテムがレギュラー入りすることがあるので、ヴェネーノロードスターを一刻もはやく1000円以下で買えるようにラインナップしてほしいですね(笑)
>2週間くらい前に見たときから1台も減っていない不人気っぷりが可哀想になってきたので、前回はスルーしましたが今回は税込み546円にて購入したわけです。
ちょwww
動機が不純ですwww
実は我が家も最近マッチボックスを入手する機会があったのですが、「なぜわざわざマッチボックスブランドを生かしておくんだろう?」と疑問に思っていたところでした。
というのも、ホットウィールに比べて地味な印象が抜けなかったからなんです。
でも、林さんが書かれていた「同じマテルのホットウィールが玩具的な楽しさやディフォルメを強調したスタイルなのに対し、マッチボックスは実車を忠実に再現するスケールモデル的な造形が魅力。」ここで差別化が図られていたわけなんですね!
そういう目線で見ると、また魅力的に映ってくるものです・・・。
今度トイザらスでトゥクトゥク見つけたら買おうかな・・・。
そして!
息子さんのボーンブレイザー!!!!
これ、僕が欲しかったヤツやぁ。。。
載せられるホットウィールって遊びの幅が広がるんですよね。
うちの息子にもトレーラーは例のワーゲンホーラーしか与えていないので、ベーシックカーを積めるトレーラーをずっと欲しいと思っています。
最後に、一週間も前の記事なので今更ですが・・・お子さんの具合どうですか?
どうしても大人の都合で振り回してしまうこと、ありますよね。
僕も先日それをやってしまって・・・妻にちょっと窘められてしまいました。
息子には申し訳ないですが、親もこうやって失敗しながら成長していくしかないですね;
>ちょwww
動機が不純ですwww
いえいえ(笑)
どちらかと言うとせっかくマッチボックスの正規輸入が再開したので、マッチボックスのレビュー記事が書きたかったんです。
本命はプレミアムコレクションのフォルクスワーゲンT2トランスポーターかパワーグラブボックスのFJ40型ランドクルーザーだったんですが、影も形も見当たらなかったのでレンジローバーを買ったんです(笑)
>「なぜわざわざマッチボックスブランドを生かしておくんだろう?」と疑問に思っていたところでした。
というのも、ホットウィールに比べて地味な印象が抜けなかったからなんです。
私もそう思ってました!!!
世界最強ブランドのホットウィールを持ってるのに、なんでわざわざマッチボックス? って。コーギーを買収したときのように金型をホットウィールに編入してシリーズを潰すこともできたのにわざわざブランドを残したわけですから。「リアル志向」「玩具志向」の2パターンのブランドを持つことで、ホットウィールの玩具的ラインに違和感をもったファンを取り込んでるのはバービー時代からマーケティングが得意だったマテルならではですよね。かつてホットウィールの真似をして滅んだマッチボックスが、マテル傘下に入ってようやくアイデンティティを取り戻すとは皮肉な話しですよね。
これ、僕が欲しかったヤツやぁ。。。
これ超いいですよ~
引き物があればいろんなミニカーを乗せて遊べるんで、遊びのバリエーションがひろがりますし。
フロントのドクロもすんごいいい出来で、本家ボーンシェイカー以上に表情が凝ってるんんですよね…… このトレーラーヘッドだけでも買う価値ありですよ。
なにげにボディもシャシーもダイキャストですし。
個人的にはトラックスターズではイチオシですね♪
>最後に、一週間も前の記事なので今更ですが・・・お子さんの具合どうですか?
どうしても大人の都合で振り回してしまうこと、ありますよね。
僕も先日それをやってしまって・・・妻にちょっと窘められてしまいました。
息子には申し訳ないですが、親もこうやって失敗しながら成長していくしかないですね;
気遣いありがとうございます。
息子は幸いすぐに回復し、今では前以上に元気に走り回っています。
こうすればもっと楽しいし、せっかくだからもっとこうやって遊ぼう!!! と息子も喜ぶのでどんどん遊びがエスカレートしてなかなか歯止めが効かなくなっちゃうんですよね……
このあたり母親は子供の体調をよく見ていて、自分からすると「もっと遊べるんじゃ?」と思うタイミングで家に買えるとすぐ眠りだしたりして驚かされます。
思い返せば、自分も小さい頃同じようなことがあったなあと。
歴史は繰りしているんですね……
私も息子に謝りつつ。より親として成長していきたいですね。