ロボウィール ネがボッツ ストリートビースト (1)

 【Hot Wheels ROBOWheels N5 STREET BEAST】

 バンダイ製 定価750円


 ストリートビーストは宇宙からやってきた知的生命体。

 パトカーと融合しており、ロボット形態へと変形する。

 最高時速時速200マイル(321.869キロメートル)で走行。

 警棒とショートレンジロケットガンをメインウェポンとしている。

 悪のロボウィールであるネガボットに属し、パトカーと融合した身でありながら法律は完全無視。

 速度違反の取締りに賄賂を要求するなど、ネガボットらしい悪徳警官そのものへと生まれ変わった。

 すぐに銃を乱射する短期な性格が欠点だが、危険なことには変わりない。

 
ロボウィール ネがボッツ ストリートビースト (2)
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 今日は12月31日、大晦日。

 仕事を3時くらいに切り上げ、奥さんと子どもたちの待つ東松山にある奥さんの実家に向かいます。

 そのまま電車で直行しようと思ったのですが、ふと最近運動してないな~ と思いたち、川越駅まで散歩することに。

 久しぶりにのんびりと散歩していたらすんごく気分も良くなってきました。

 脚は第二の心臓、動かさないと身体がさびついちゃいますね。

 で、もちろん川越に来たら行きつけのミニカーショップであるオビツ屋へ行くのは外せないわけで。

 前回行ったのは11月10日にフェラーリF1(GP‐2009)を購入したときだったのでほぼ一ヶ月半ぶり。

 大晦日だけど開いてるかな? と不安でしたが、そこはさすが商売人。

 バッチリ開店してました♪

 1ヶ月半ぶりに会う店主のおじさんはちょっと疲れ気味の様子。

 心配だったので体調を聞いてみると飲み過ぎとのこと。

 もう80近いので、身体には気をつけて欲しいですね~

 「最近来なかったね~」と尋ねられつつ、仕事の話なんかもしながら目当てのホットウィールを探します。

 他に気になるものもいろいろあったのですが、一年の締めくくりだし、特別感のあるものにしよう!!! と選んだのが気にはなっていたものの手を出す勇気が無かったロボウィール。

 787円で購入し、奥さんと子どもたちの元へ向かったわけです。

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 ついにロボウィールに手を出してしまいました。

 このトランスフォーマーみたいなのは何? と思われる人が多いことでしょう。

 これはかつてバンダイがマテルと提携していた時代、バンダイが製作したホットウィール? なんです。

 バンダイはかつてホットウィールを販売しているマテルと提携していた時代がありました。

 バンダイ側の目的は、自社ラインナップに無かった商品で市場を開拓するすること。

 バービーでタカラのリカちゃん、ホットウィールでトミカのシェアを切り崩すことをターゲットに、マテル製品がバンダイからOEM商品として数多く販売されたのです。

 しかしながら、トミカと比べると日本で販売されていなかった時代の長いホットウィールの知名度は低いもの。

 なんとか知名度をあげよう、として日本人に親しみやすい仮面ライダーやウルトラマンの特装車をバンダイ自身が金型を起こして製作したのが今でも非常に評価が高い「キャラウィール」です。

 実際、私もホットウィールの存在を始めて知ったのはキャラウィールが雑誌に紹介されていたことがきっかけでした。

 しかし、そんなキャラウィールの影に隠れたバンダイ製ホットウィールがあります。

 それこそがこのロボウィールなんです!!!

 これからじっくりとロボウィールの魅力? を解説していきましょう。

 ロボウィールはバンダイがアメリカ向けに開発した商品です。

 ロボットへと変形するギミックが組み込まれたトランスフォーマーを意識したシリーズですが、機構的にはバンダイがトランスフォーマーを真似て作った玩具である「マシンロボ」シリーズと非常に近いもの。

 というよりもマシンロボそのものと言ってもいいでしょう。

 作品設定としては、「母星をハイパーエネルギーで失った正義のポジトロンと悪のネガボットが地球にやってきた!!! 彼らは地球でホットウィールと融合し、新たに戦い続ける!!! 戦え!! 超ロボット生命体ロボウィール!!!」というとツッコミたくなるくらいのトランスフォーマーを意識したもの。

 トランスフォーマーファンならばすぐさま「ポジトロン=サイバトロン」「ネガボット=ディセプティコン、デストロン」「母星=セイバートロン星」「ハイパーエネルギー=エネルゴン」を脳内変換できますよね。

 宣伝用の映像やバトルアリーナという専用のプレイセットまで販売されるなどバンダイとしては力の入ったシリーズでしたが、商業的には成功せず、バンダイとマテルの提携解消と共にシリーズは終了しました。

 
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 パッケージ裏には商品ラインナップが紹介されています。

 こちらは正義側であるサイバトロン…… じゃなくてポジトロン。

 全般的に明るめのカラーリングで正義っぽさをアピールしています。

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 そして悪のロボウィールであるネガボット。

 黒や紫など、いかにもデストロンっぽいカラーリングが悪そうでいいんですが……

 写真を見比べれば一目瞭然ですが、ポジトロンもネガボットも金型は共通で、カラーリングとマーキングを変えたバリエーション商品なんです。

 手抜きだ!!! と非難する人も多いポイントなんですが、こういった変形玩具ってパーツ数が多くなっちゃうのですんごいコストがかかるんです。

 この時代で750円だとすると、もし今販売したとすれば1500円は軽く超えるんじゃないでしょうか?

 本家トランスフォーマーも同金型のカラバリ商品(主にジェットロンとか)は豊富ですし、このあたりは変形ロボット玩具のお約束として楽しみたいところです。

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 内側のカードは各キャラクターごとに専用のものが用意されています。

 裏側には英語とイラストを使ったロボウィールの遊び方が解説。

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 驚くことに、日本語での説明書も封入されています。

 詳細なイラストと丁寧な解説で詳しく変形方法が紹介されているのは嬉しいところ。

 それにしても和風イラストの中にホットウィールとマテルのロゴが入っていると、めちゃめちゃ浮いて見えますね……

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 なんと商品の感想を送るためのアンケートハガキまで附属しています!!!

 当時これを送るとどんなものがもらえたんでしょうか?

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 と、前フリに時間をとっちゃいまいたが中身を見ていきましょう。

 こちらがストリートビーストのセット内容。

 ロボット本体と武装、シャシーと前後に分かれたカウルで構成されています。

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 ストリートビースト本体。

 全高55㎜で、感覚としてはトランスフォーマーヘッドマスターズのヘッドマスターよりもちょっと大きいくらいでしょうか。

 デザイン的にはマシンロボや東映超合金ロボットなどのバンダイ玩具ロボットの流れが非常に強い形状。

 顔とか星銃士ビスマルクに激似ですよね。

 変形時にはエンジンとなる胸部は、エンジンシリンダーをミサイル風に見せるなどデザインは非常に秀逸です。

 武装は警棒とロケットガンが附属し、アメリカの安全基準に合わせて軟質樹脂で成型されています。

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 間接はボールジョイントと金属軸によるもので、強度はかなりしっかりしています。

 変形玩具で間接が緩いと全然遊べないので、最も大事な部分をしっかり押さえているのはさすがバンダイですね。

 可動箇所は全部で11箇所。

 脚部は変形の都合上左右にしか開きませんが、このサイズの変形ロボット玩具としては破格の可動範囲。

 ポージングの自由度も高く、プレイバリューの高さは抜群です。

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 ロボットモードでは前後に分かれたカウルをシールドとして装備することができます。

 間接がしっかりしているので、これだけ大きな武装を装着しても安定して自立します。

 エグゾーストパイプが4連キャノンとなるデザインが素晴らしい!!!

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 シャシーには4つの固定用ピンがあり、クツに空いた穴に差し込むことで固定。

 サーフボードのようにロボウィールを乗せることができます。

 この状態でパッケージングされているので、ロボウィールといえばこの姿が脳裏に浮かぶ人が多いんじゃないでしょうか。

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 シャシーとカウル。

 シャシーは一見一体成型に見えますが3パーツ構成となっており、メインパーツはダイキャスト製ですが前後のタイヤ装着部分がABS製となっています。

 これは恐らく遊ぶときに車軸が曲がらないようにするための工夫でしょう。

 ホットウィールモードでは見えなくなる部分にまでサイバー感あふれるレッドのラインがタンポ印刷されており、細かな部分へのコダワリはハンパありません。
 
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 ストリートビーストをマウントした状態。

 胸部はエンジンとなり、頭部はパトランプとなる構成となっています。

 こうして見てみるとメカニカルな印象が非常に格好良く、個人的にはこの状態が一番好きですね。

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 サイバーパトカーとなったホットウィールモード。

 全長80.5㎜

 全幅30.5㎜

 全高31㎜

 とホットウィールとしてはかなり大柄なサイズ。

 ボディは強度維持のためABS製ですが、シャシーのダイキャスト部やパーツ数の多さも相まって手に取るとかなりの重量感です。

 デザイン的にはホットウィールのお約束である「むき出しのエンジン」や「露出したエグゾーストパイプ」をしっかり再現しており、ちょっしたホットウィール謎車が相手にならないくらいカッコ良さ。

 各部の彩色はしっかりしており、ウインドウとボンネット、エグゾーストパイプはブラックで、ヘッドライトはメタリックブルーで塗り分け済み。

 リアカウルにはドクロのマークがタンポ印刷されており、ホットウィール風のデザインてこんな感じなんだろうか? と試行錯誤したんだろうな~ とデザイナーの苦労を伺わせる独特のグラフィックとなっています。

 ホイールは一見ホットウィールのレースホイール風に見えますが、ホットウィールとは違うロボウィールオリジナルのものを履いています。

 ホイールディテールはワイヤースポーク風ですが、タイヤの厚みが非常に分厚く、他に類を見ない独特なデザインがロボウィールのインパクトをさらに高めてくれますね。

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 車体裏には

      Hot Wheels®

     2001 BandaiPles

       CHINA 

 と刻印されています。

 中国製ですね。

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 なにかしらホットウィールと並べてみたいな~ と感じたので同じくらいのボリュームであるフィル・リールマン氏デザインのX‐SIVEと比較してみました。

 こうして見ると日本とアメリカ、両国の文化の違いをデザインに感じますね。

 超合金変形ロボの流れを組むロボウィールと、アメリカのカスタムカー文化から生まれたホットウィール。

 全く接点の無い者同士が衝突すると、ロボウィールのような変わり種が生まれるのかもしれません。

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 というわけで164台目のコレクション、ストリートビーストでした。

 ロボウィールを買ってみて 、最初は「こんなバカな商品が昔あったんだよ~」的な記事にしようと思っていたのですが、実際手にとって見ると変形玩具として秀逸で、プレイバリューも高く関心してしまいました。

  「ホットウィール」として見るから違和感があるのであって、「マシンロボ」として見ればまったく違和感はありません。

 車自身が変形するのでは無く、ロボットがエンジンとなり合体するという機構的なアイディアも他に無いものです。

 ロボウィールが販売されていた当時、本家トランスフォーマーでは『マイクロン伝説』シリーズが展開されており、ロボウィールと同サイズの小型トランスフォーマー「マイクロン」が販売されていたので差異化を狙ったものかもしれません。

 トランスフォーマーのパクリと罵られ、本家アメリカのHot Wheels wikiに項目が無くホットウィールとして認められてすらいないかのようなロボウィール。

 しかし玩具としてのクオリティーは非常に高く、バンダイ製品の底力が伝わってきます。

 ネットオークションを使えば入手可能なので、興味がある人はぜひ手にとってみてください。


 2016年を振り返ってみると、とにかくミニカーを買いまくった一年となりました。

 収集を始めた2015年は年間で59台でしたが……

 2016年はなんと105台!!!

 これは多すぎな気がするので、2017年は年間60台くらいまでセーブできればないいな~ と思ってます。

 それでは皆さん良いお年を!!!


 


 【コレクション台数 164台】

 【コレクション使用額 55517円】