PURPLEPASSION (1)

 【Hot Wheels PURPLE PASSION® 2002-107 HOT ROD MAGAZINE 1of4】

 マテル製 販売元バンダイ 税抜き定価300円

 パープルパッションはホットウィールオリジナルデザインのホットロッド。

 1949-1951年型フォード マーキュリーがモチーフとなっており、アメリカのカスタムカー製作の手法の1つである「レッドスレッド」というスタイルでカスタマイズされています。

 「レッドスレッド」とは「鉛のソリ」という意味。

 1950年台、まだパテやFRPなどの石油化学系素材が普及する以前に車のボディをカスタムするためには、鉛を使うことが一般的でした。

 ただ鉛を使うと当然重くなるので、ボディを大幅に改造した車輌は「鉛のソリ」と自然に呼ばれることになったのです。

 現在では1950年台に流行したカスタムの一般名にようになっていますが、「レッドスレッド」スタイルの基準としては車高を下げる「ロワリング」、屋根を一旦切り取って幅を詰め、極端に低くする「チョップトップ」、車体の凹凸を減らす「スムージング」が施されていることでしょうか。

 1949-51年型マーキュリーはサム・バリスとジョージ・バリス兄弟がレッドスレッドスタイルで製作した「ヒロハタ・マーキュリー」という有名なカスタムカーがあり、このパープルパッションもそのスタイルに大きくインスパイアされた姿となっています。

 デザインはラリー・ウッド氏が担当しています。

パープルパッション (1)
パープルパッション (2)


 雨ですね~

 こんな日は一日中家で仕事をしていたいものですが、どうしても自分で買い物に行かないとならない用事が出来てしまい。

 新宿の東急ハンズまで仕事に使うためのヴィネットベース用の角材を調達しにいったわけです。

 買い物はすぐに終わり、さあ帰るかと思ったのですが、わざわざ新宿まで出てきてとんぼ返りも寂しいなあ…… ということで!!!

 絶賛台風直撃中でしたが、下北のウェアハウスまで久々に足を伸ばしてみました。

 いつ行っても素晴らしい品揃えで、今回もどのホットウィールにするか散々悩みましたが……

 今回は王道中の王道、ラリー・ウッドデザインのホットウィール最高傑作であるパープルパッションに決定。

 280円にて購入し、豪雨の中帰宅したわけです。

 ちなみに今回はブログ開始以来、初の白バックでの撮影となりました。

 最初普通のブルーバックで撮影してブログをUPしたのですが、奥さんから

 「せっかくパープルパッションなのに綺麗な紫色がバック紙のせいで色が飛んでるよ。白バックで撮影したほうが絶対にいいって!!!」

 とさすが美大出身という感じのアドバイスをいただきまして。

 白バックをしいて再撮影したところ、モデル独特の淡い藤色がより映える写真となったので私も満足です。

 色彩感覚が豊かな女性ってイイですよね♪

パープルパッション (3)
パープルパッション (4)
パープルパッション (5)
パープルパッション (6)
パープルパッション (7)
パープルパッション (8)


 全長79.5㎜

 全幅29㎜

 全高20.7㎜

 実車が存在しないので正確なスケールはわかりませんが、ホットウィールなのでホットウィール標準スケールの1/64としておきます。

 パープルパッションは1990年のベーシックモデルとしてデビューしたモデル。

 そしてホットウィールの大きな転換点となった記念すべきモデルでもあります。

 1980年台後半、ホットウィールは売上が低迷し、一時期の勢いを失っていました。

 80年台のホットウィールは玩具的な要素の強いものがサイドラインを含め数多く発売されていましたが、雑多にリリースされる商品のコンセプトがバラバラで、フォーカスを失っていたのが原因かもしれません。

 そんな中発売されたパープルパッションは51年型マーキュリーをカスタムしたレッドスレッドスタイルのデザインで、80年台の玩具路線とは一線を画した、大人の「パッション」を刺激するホットウィールだったのです。

 当時のホットウィールコレクターはパープルパッションを買いあさり、全米の玩具売場からパッションが消えるという異常事態が発生しました。

 このヒットは1993年のホットウィール25周年復刻モデルへと繋がり、同じ93年には我らホットウィールコレクターのバイブルである「ホットウィールプライスガイド」も発売されます。

 つまり、パープルパッションをきっかけとして「子供のおもちゃ」から「コレクションの対象」へと一気に商品の意味合いがシフトしたのです。

 パープルパッションが発売されなければ、もしかしたらホットウィール低迷を続けたまま販売数を減らし、消滅していたかもしれません。

 我々が今もホットウィールを楽しめるのは、ある意味パープルパッションのおかげなのかもしれませんね。

 このモデルは2002年のメインラインとして発売され、セグメント「HOT ROD MAGAZINE」にラインナップされたモデル。

 ダイキャスト製ボディはラットロッド風のマットパープルでペイント。

 つや消しのマットカラーは地味になりがちなのですが、鮮やかな藤色なので派手になりすぎず、かつ地味にもならないシックな色合いがグッド。

 タンポ印刷で表現されたホワイトで縁取りされたパープルとブラックのチェッカリングはハイセンスで、これならオシャレなカフェなんかに置かれていても問題無さそうです。

 特徴的なフロントグリルはシャシーと一体成型のプラパーツで、少し渋めのクロームメッキが本体のデザイン、カラーリングにベストマッチですね。

 インテリアはホワイトのプラパーツで、窓ガラスはうっすらスモークのかかった透明プラパーツでの再現。

 タイヤは「5SP(ファイブ・スポーク・ホイール)」ですが、なんと側面がホワイトでペイントされたホワイトウォールタイヤ!!!

 ノーマルのプラタイヤでもホワイトウォールが入っていると全体の印象がガラリと変わりますね。
  
パープルパッション (9)


 シャシー裏には

   ©MATTEL INC.1969
   
     MALAYSIA

 と刻印されています。

 昔のホットウィールは刻印がシンプルなので書き写すのが楽ですね。

 マレーシア製ですね。

パープルパッション (10)
パープルパッション (11)
パープルパッション (12)


 というわけで138台目のコレクション、パープルパッションでした。

 「プライスガイド」は当然のことながら「ホットウィール大辞典」「ホットウィール大辞典Ⅱ」「ホットウィールカルチャー」が私のバイブルなんですが、とにかくパープルパッションは徹底的に持ち上げられており、もう欲しくてたまらなかったんですよね。

 「コレクターなら1台は持っておきたい」とか書かれてますし。

 これで私も一人前? のホットウィールコレクターの仲間入りでしょうか(笑)

 個人的には2014年「COOL CLASSICS」で発売されたパープルパッションが一番カッコ良いと思います。

 そのうち「ホットウィール大辞典」のように色違いのパープルパッションを並べまくりたいですね♪

 
 【コレクション台数 138台】 

 【コレクション使用額 44001円】